フラッシュ扉って何?

室内扉で木目柄だと、『1枚の木できている』と思っているお客様は結構いらっしゃいます。『誤ってぶつかった際に穴が開き、そこで発覚した!これって手抜き!?』とご心配になる方も時たまお見受け致します。確かに中が空洞で、単に薄い板を合わせた物 と考えると大丈夫なの?と思われても仕方ないですが、きちんと意味があり作られている物なのです。

【扉の開け閉めにおけるストレスの軽減】

フラッシュ扉の多くは土台に木目などの柄のシートが貼られています。

扉が仮に一枚板で作られた場合、扉そのものがとても重量のある物になります。開け閉めにおいて力が必要になりますし、扉の固定具・枠などの補強も必要になり、なかなか手間や費用がかかります。仮にもしこの扉が地震などの災害で外れて人めがけて倒れてきたら、大変な事故に繋がってしまいます。

扉を軽量化することで、必要以上に力を入れることなく開け閉めが可能になることに加え、コストの削減にも繋がるなど、多方面でメリットのある物だと思います。

【自己所有であればシート貼り替えも可能】

扉の表面が傷だらけになってきた、模様替えしたい場合には、表面のシート貼り替えることも可能です。いく通りもの柄や色のシートが出回っていますので、業者様にサンプルなどを見せてもらいましょう。ネットにて大まかな模様・色などを確認することもできますが、実際の発色などイメージとやや異なる場合もあるため注意が必要です。

サンプルは見本が小さく、実際に扉一枚貼り替えたらイメージと違って見えることもあります。面積によって肉眼で見た時の感覚が異なる場合もあるので注意しましょう。

【張り替え・交換とは異なるリペアも可能】

扉は他の部屋と同じシートが使われていることが多く、1枚分だけ張り替えたくても、築年数が経っている場合には同じ在庫が用意できない可能性があります。その場合にはリペアの手段も検討してみましょう。

リペアは部材やシートの交換ではなく、既存の部材を利用して再生してくれる職人さんの仕事です。扉に空いた穴を補修してくれるリペア屋さんもいます。

  • 費用を重視したいのか
  • 見た目を重視したいのか
  • 穴などは日頃の扉の開け閉めでも問題なく使用できる実用性をお求めなのか

お客様のご希望によって修繕方法や価格帯も異なってきます。お困りの方やリペアにご興味があるお客様は問い合わせてみましょう。