和室天井。触るとシミになる!?

和室の天井は紙素材のシートが貼られている場合もあれば、厚さ3ミリのベニヤを使っているなど、物により様々です。
この素材は扱い方によっては後々シミになってしまう繊細な物なのです。

・天井裏の点検をする際に指先でちょっと持ち上げる
・ちょっとついた埃を取ろうと手で触れてしまう

この『触れる』ことによって手についた油脂が素材に染み込み、後々シミや汚れとなって浮き出てしまうため注意が必要です。

【水拭きも基本的にNG】
天井は普段のお掃除でも手をつけることは少ないですが、もしどうしても掃除がしたい場合には柔らかい布などで優しく撫でる・はたく程度にとどめ、水拭きはしないようにしましょう。水拭きすることで水分が吸収されてしまい、シミの原因にもなりかねません。

【薄い素材なので軽量。だがちょっとした衝撃で割れやすい】
3ミリの薄さの板のため、たとえばボールを天井に強く当ててしまうと破損の原因にもなります。裏で固定されているのでそこまで脆くはないですが、取り扱いには注意が必要です。

【汚れた・壊れた場合の修繕は?】
一部が割れてしまうなどで修繕が必要な場合、交換となると一般的にはその部屋の天井全て張り替える必要が出てきます。理由としては、修繕箇所だけ木目の異なるパーツになってしまいかねないのと、施工の過程で一部だけの修復が難しい場合があるからです。状態によってはリペアでの修繕が可能な場合もあります。お悩みの方は業者へ相談してみましょう。