同業に対してどう感じてる?見下したい?蔑みたい?

maluch工事隊のようなサイトは巷に多くありますが、業者一覧をみてみると同業が何人もいて、とても食い込むことなんかできない…と悩んでしまう方は少なくありません。同業がいるなら登録しても無駄だし意味ないと感じる方もいるかと思います。中にはお客様に対して『やめといた方がいい』『あそこはダメですよ』などと伝える人もいるようです。そりゃ仕事をとれなきゃ金にもならないし、必死にもなります。必死になるのはわかるのですが、感情に流されるままではなく、経営はある程度戦略が必要になると思っています。

同業がすでに登録しているから登録しても意味がないという考え方も確かにあるかもしれませんが、まず困っておられるお客様の考え方や思いは様々であり、何を一番にお求めなのかもそれぞれです。会社として続けているとホームページなどから依頼の相談が来ることもあるかと思いますが、その内容の書き方は本当に人それぞれで、その人の性格や、困っている気持ち(本当に困っており、本当になんとかして欲しい度合い)などもなんとなく伝わるものかと思います。ネットを通した顔をみることのないやり取りは確かに感情が読み取りにくい部分もありますが、伝わる部分もあるし、本当に伝えたいと思っている人を見つけることも必要と感じています。

同業とはいえ、スタンスや金額の算出方法、提供方法なども同じではなく、会社それぞれの持ち味が必ずあるかと思います。

お客様から見たときに、全ての中で一番安い金額の会社を選択する場合もあるかと思いますが、逆に一番安い会社に対して不信感を抱くお客様もいます。最短で対応できる会社をお探しの場合もあるし、仕上がりが最優先の方もいます。とにかく業者の返信内容を重視しているお客様もいるし、もちろん理由なく何となく選ぶ方もいて、本当に多種多様です。

業者側も同様に、どこよりも安さを追求している会社、仕上がりにこだわりを持っている会社、お客様に対しとにかく真摯にご対応することをモットーとしている会社など、同業とはいえ全くカラーが異なります。

世の中には数多くの会社が存在しており、会社の大小問わず生き残るために提供方法の改善や工夫をしながら必死に生きています。自社のスタンスを明確にして、それに合致するお客様を呼び込むことと、他社を蔑み、悪い情報を吹聴して蹴落とすことでお客様を呼び込もうとすることとは『お客様を呼び込む』という言葉は同じでも内容や根本的なものが全く異なります。

このようなサイトではどうしても『待てば依頼が来る』と受け身になってしまいがちですが、自社がどのような方向性で営み、どのようなスタンスでいるかをお客様に伝えていかないと結構厳しい働き方だと思っています。施工事例の掲載をコツコツ続けたり、自分自身が努力しなければいけない局面もある程度出てくる働き方です。

会社として生き残ることは本当に難しいことで、会社としてのスタンスの確立、お客様の呼び込み、金額など様々なことを考え悩みながら営んでいます。お客様へどう伝えればいいのかも常に悩み、決して生半可な思いではとても維持することは難しいものです。他社を蔑むようなことはしなくとも、世の中は常に競争社会であると思っています。

Top